2010年02月17日
プロロジス 2009年第4四半期および
2009年末決算結果発表 要旨
プロロジス(世界本社:米コロラド州デンバー)は2月12日に2009年第4四半期および2009年末の決算結果を発表しました。
プロロジスCEOのウォルター C. ラコウィッチは「2009年初めに発表した資産の売却、負債の削減および開発ポートフォリオのリーシング活動に関する行動計画と積極的な目標に対し、数々の厳しい選択をすることで企業の安定化を図ってきました。その結果、当初の目標を達成すると同時に財務的に安定した基盤を築くことができ、今後マーケットの状況が改善した暁にはその機会を活用できる体制を整えることができました。」と語っています。さらにラコウィッチは「2009年は長期保有資産の安定した稼働率を維持することに注力しました。施設の稼働率と賃料は2009年半ばに底を打ったと見られ、第4四半期にはいくつかのマーケットで改善の兆しも見られており、物流施設の新規供給不足も相まって2011年に向け稼働率や賃料も上向くものと予想しています。」と語っています。
- FFO(ファンド・フロム・オペレーション)は1株あたり0.23米ドル(第4四半期)、2009年年間のFFOは1.39-1.43米ドルの想定に対し1.41米ドル
- 2009年末の総売上高は1,100億円*(12億2,300万米ドル)
- 2009年末の長期保有資産(約1,310万平方メートルの自社保有資産)の稼働率は92.4%
- 同一施設を比較した場合のNOI(ネット・オペレーティング・インカム、賃料収入)は4.2%減少
- 開発パイプライン(約497万平方メートル/長期保有資産、共同保有資産以外の資産)の稼働率は2009年年初の41.7%から、2009年末は68.2%に増加
- 2009年末の稼働率目標(60~70%)を達成
- 資産の売却やコントリビューションにより年間で計約2,610億円*(29億ドル)の資金を確保し、 負債の削減に充当
- 2008年11月に立てた2009年末までに約1,800億円*(20億ドル)の負債を削減するという目標を上回る、約2,430億円*(27億ドル)負債を削減
- 結果的に負債総額は約7,200億円*(80億米ドル)に減額
- 2009年中に約1,340億円*(15億3,000万米ドルの資産の売却を完了
*1米ドル=90円換算