物流施設専門の世界最大のプロバイダーであるプロロジス(世界本社: 米国コロラド州デンバー NYSE: PLD)は2008年12月23日、中国での事業と日本の一部の施設の持ち分をシンガポール政府投資公社の不動産投資会社であるGICリアルエステート(GIC RE)に1,170億円*(13億米ドル)で売却する契約を締結した、と発表しました。プロロジスは2009年1月中に、この取引を完了させる予定です。
プロロジスCEO(最高経営責任者)のウォルター C. ラコウィッチは「中国の事業と日本の一部の施設を売却することは苦渋の決断でしたが、このことにより、われわれが2008年11月にこの厳しい環境に対応していくために示した、バランスシートを強固にするためのプラン遂行の上で一歩前進する出来事となるでしょう。」と語っています。
また、ラコウィッチは「GICリアルエステートは安定した、グローバルに展開する不動産投資家であり、日本と中国を含むプロロジスの複数のプロパティファンドの重要なパートナーとしても、プロロジスのビジネスに精通しており、我々の質の高い施設の引き受け先として最適であると考えています」とも語っています。
中国においてはプロロジスの社員はGICリアルエステートの関連会社に加わり、引き続き施設の開発・ 運営などに携わります。日本ではGICリアルエステートが新たな組織を設立し、プロロジスの社員の一部が移籍し、GICリアルエステートの所有する資産運営に携わります。また、今後GICリアルエステートが所有する施設についても、従来通り引き続きプロロジスが施設の管理・運営の一部を請け負う予定です。今回の取引が完了すると、プロロジスが日本で所有・運営・開発中の物流施設の総延床面積は約170万平方メートル (所有・運営中:約68万平方メートル、開発中:約45万平方メートル、開発予定:約57万平方メートル)、となります。また、マーケットの状況が改善した際には開発事業を再開し、プロロジスが所有する物流施設資産規模を拡大していく計画です。
現在の厳しい経済状況の中、プロロジスは先月に負債を減らし開発パイプラインのリスクを軽減すると共に、会社組織を適正な大きさにするという方針を明らかにしています。今回の取引はここ数週間の数々の取り組みと共に、この計画の遂行を加速させるために行うものですが、日本を含むアジアは物流不動産において世界中でも重要な地域であり、プロロジスは今後も物流施設の開発・運営を継続していきます。
*1米ドル=90円で換算