庫内の自動化と物流不動産1:サプライチェーンにおける自動化の現状

自動化はロジスティクスに革命を起こす大きな力を持っている。コスト削減や効率化はもちろんのこと、投資回収期間の短縮により自動化が加速しており、特に以下3つのトレンドが、大きな影響を与えている。

  • 新型コロナウィルス感染拡大の影響により労働力の確保が困難に
  • テクノロジーの進化により、さらなる機能向上やコスト削減が実現可能に
  • 労働集約型の事業、特にEコマースが急速に成長
搬送ロボット(庫内自動化イメージ)

このレポートでは、1. ロジスティクス業務における自動化の現状、2. 近年の状況変化、そして 3. その中で求められる物流施設を調査し、以下を結論とした。

  1. 自動化の現状:物流施設の自動化は限定的
    自動化による入居コスト(時間・費用)の高さ、自動化計画策定の難しさが大きな要因
  2. 近年の状況変化:自動化はECフルフィルメントセンターに集中
    Eコマースは急成長しているだけでなく、必要な労働力は従来のロジスティクス業務の3倍、物量変動は小売実店舗の2倍に上るため、自動化への投資は理想的
  3. 求められる物流施設:労働力確保よりもエンドユーザーへの距離を優先
    自動化が進んでいるケースでは、労働力確保を重視した立地よりも、エンドユーザーへの距離が近い施設を優先することで、より短い配送リードタイムの提供と輸送コスト最適化が実現可能に

*本リサーチは、2020年11月16日(現地時間)に発表された「AUTOMATION AND LOGISTICS REAL ESTATE #1: THE STATE OF AUTOMATION IN SUPPLY CHAINS」の一部抄訳です。全文(英語)は下記リンクページよりご覧いただけます。

AUTOMATION AND LOGISTICS REAL ESTATE #1: THE STATE OF AUTOMATION IN SUPPLY CHAINS


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