プロロジスはグローバル成長戦略に基づいて、インドにおいて先進的物流施設のポートフォリオ拡大に取り組んでいます。

サプライチェーンの再編とEコマースの成長が需要をけん引

インドはわずか10年で世界第10位の経済規模から第5位へと急成長し、国際貿易とサプライチェーンの在り方を変えつつあります。国際通貨基金(IMF)は、2027年にはインドが世界第3位の経済大国となると予測しています。こうした動きを受け、プロロジスではグローバル成長戦略に基づき、高品質で拡張可能なインフラへの需要拡大に応える形で、インドにおいて先進的物流施設のポートフォリオ拡大に取り組んでいます。

グローバル企業がサプライチェーンの強靭化に向けて体制を見直す中、インドは物流・製造ハブとしての存在感を高めています。消費者層の拡大、Eコマースの急成長、物品・サービス税(GST)を含む規制改革が需要を後押ししているだけでなく、インド政府によるインフラ整備とサプライチェーン近代化への投資が、国際貿易における戦略的拠点への変革を加速させています。

物流ソリューションに対するニーズとして、より迅速で環境に配慮し、柔軟性の高い対応が求められるようになっており、プロロジスはお客様の近くでそのニーズに応えるべく、インドでの事業を拡大。Eコマース、小売、製造業の活動が活発化しているデリー、ムンバイ、プネー、ベンガルール、チェンナイといった主要消費地をターゲットとしています。

■ インドにおけるプレゼンス拡大 — プロロジスが切り拓く物流の未来

2025年3月、プロロジスの最高投資責任者であるジョセフ・ガザルが、ムンバイにあるプロロジスのオフィスを訪れました。インド事業を統括するのは、ヴィニート・セクサリア。モルガン・スタンレーのインド不動産部門の責任者を務めた実績をはじめとして、不動産投資分野における豊富な経験を有しています。

インドのチームメンバーや顧客、投資家との面会に加え、ジョセフは『The Economic Times』および『Mints』の取材にも対応し、インドにおける高品質な物流ポートフォリオの構築に向けたプロロジスの取り組みを説明しました。

「プロロジスは、インド市場での事業拡大に向けて、新規開発や買収、ジョイントベンチャーを組み合わせた多角的な戦略をとっています。プロロジスの品質基準を満たす既存施設の取得にも積極的に取り組みながら、成長加速に向けた戦略的パートナーシップの構築にも注力しています。」

-ヴィニート・セクサリア、プロロジスインディア統括責任者

Prologis India(6442)

【インドにおける開発計画】

現在はインドにおいて、総計600万平方フィート(約55万7,000平方メートル)の開発用地を確保しています。

  • ホスコテプロジェクト:30エーカー(約12,100平方メートル)の開発用地を取得
    バンガロール北東部に位置するホスコテは、空室率が低く、物流・製造拠点として確立されたエリア。
  • チェンナイ・マルチフェーズプロジェクト:インドにおける旗艦プロジェクト
    200エーカー(約80万9,000平方メートル)の用地に、440万平方フィート(約40万9,000平方メートル)規模の最新物流パークを計画しており、インドにおける最大級の物流用地の一つとなる予定。
  • ホスールプロジェクト:南バンガロールのホスール工業サブマーケットにおける初のプロジェクト
    36エーカー(約14,600平方メートル)の敷地に80万平方フィート(約7万4,300平方メートル)規模の開発を予定。

変革を続けるインドの物流市場において、プロロジスは、インフラとサービスを統合したグローバル戦略が持続的な価値の創出につながると考えています。プロロジスは最新鋭の物流施設を提供するだけではなく、急成長する市場に合わせた総合的な物流ソリューションを提供しています。世界最大の人口を持ち、デジタル成長と投資を後押しする環境が整いつつあるインドは、消費と流通の世界的ハブとしての地位を確立しつつあります。

プロロジスは、その変革を支えるパートナーとしてともに歩んでまいります。


本記事は、米国本社のブログ「Prologis Scales Up India Presence with Next-Gen Logistics Hubs」の抄訳です。