関西の物流施設マーケット
西日本全域の物流ハブである関西エリア。東西への中継点としてだけでなく、大阪・神戸を中心に食品、医薬品、工作機械や部品など、メーカーが多数立地するため、物流ニーズの裾野は広いと言えます。
2000年代中頃から大阪湾岸部に大型物流施設の供給がスタートし、今では一大物流エリアとなりました。
2010年頃からは大阪内陸部へと開発が広がり、現在注目されているのは、将来、西日本の大動脈になるであろう新名神高速道路エリア。関西圏のみならず東西広域へのアクセス効率も想定した新たなスペース需要が動き始めています。大阪内陸部は住宅地に囲まれ、大型施設を開発する用地は限定的でしたが、新名神の開通によって新しいマーケットが誕生し、急拡大する動きがみられます。
関西におけるプロロジスの物流施設展開
関西では、プロロジスは、2000年代初頭から大阪湾岸部を中心に大型の物流施設を開発し、マーケットを牽引してきました。近年では、名神高速道路の全線開通を見据え、開発を加速化しています。2016年に竣工した「プロロジスパーク茨木」を皮切りに、京都府・京田辺、兵庫県・猪名川でも先進的物流施設の計画を進めています。いずれも、新名神のインターチェンジから至近。新名神の開通により、京阪神の消費地への配送のみならず広域アクセスも容易になり、新たな物流適地になると期待しています。