プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ)は2016年7月19日(現地時間)に2016年第2四半期(4月~6月)の決算結果を発表しました。

プロロジス会長 兼CEOのハミード モガダムは、「運営ポートフォリオと事業の最適化に努めた成果が出て、第2四半期も素晴らしい業績となりました。引き続き、投資戦略に沿ってポートフォリオの質を高め、バランスシートをより強固なものにし、運営効率の向上に取り組みます。これらの取り組みが、並外れた利益成長の継続につながります。」と述べました。

また、需給については「米国とヨーロッパのいずれにおいても、需要が供給を上回っており、空室率は常に低い状態です。英国のEU離脱が決まりましたが、我々の事業をけん引する要因は持続されているため、運営上の実質的な影響はないと予測しています。消費行動はeコマースへと移行し続け、企業はサプライチェーン戦略の見直しに迫られているため、質が高く好立地の物流施設の需要を押し上げています。」と述べました。

最高財務責任者のトム S. オリンガーは、「バランスシートと流動性はこれまでになく盤石です。下半期は、更なる資金回収の増加により財務基盤の改善が続く見込みです。保有施設の売却やファンド移管の増加と、2つのファンドのプロロジスの持ち分見直しによる2億ドルの資金化などにより、従前の予測以上に資金回収が増加する予定です。運営面でも、非常に高い業績を予測しています。この業績は、売却、ファンド移管、ファンドにおけるプロロジスの持ち分比率の見直し増加によって生じる収益の希薄化を補塡して余りあるものです。また、プロロジスが管理運営するファンドからの成功報酬がやや下がっているのは、主に、借入の時価評価損による調整や、ユーロに対してポンドが弱くなっていることが要因です。これらの変化が互いに相殺し合うことで、コアFFOのガイダンスについては、予想レンジの中間値をこれまで通りに保っています。」と述べました。

【2016年第2四半期(4月~6月)の実績】

 
2016年
第2四半期
2015年
第2四半期
備考
1株当たり純利益
0.52ドル
0.27ドル
 
1株あたりのコアFFO
0.60ドル
0.52ドル
 
期末時点の運営中施設稼働率
96.10%
95.40%
 
賃貸契約締結
約451万㎡
約414万㎡
過去最大面積
既存顧客契約更改率
82.60%
79.00%
 
既存施設におけるリース契約時の実質賃料上昇率(会計上)
14.60%
14.40%
 
同一施設NOI上昇率 (会計上)
4.70%
4.50%
 

 

  • 約6億1,200万ドル(約618億円*)の投資
    • 約5億2,600万ドル(約531億円*)の新規開発スタート(うち49.8%がBTS型施設)
    • 約8,600万ドル(約87億円*)の物流施設を取得
  • 約8億2,000万ドル(約828億円*)の物流施設を安定稼働へ
  • 約7億5,800万ドル(約766億円*)の物流施設・開発用地を売却またはファンド移管(安定稼働後のキャップレートは6.5%)

【2016年のガイダンス】

 
修正前
修正後
1株あたりの純利益
0.87ドル~0.95ドル
1.7ドル~1.9ドル
2016年の1株あたりのコアFFO
2.50ドル~2.60ドル
2.52ドル~2.58ドル
同一施設のNOI上昇率(プロロジス持分)
4.0%~4.5%
4.75%~5.25%
ファンド運営からの収益
1億8,000万ドル~1億9,000万ドル
1億9,000万ドル~2億ドル
(約192億円~202億円*)
ファンド管理運営による成功報酬
9,000万ドル~1億ドル
7,500万ドル~8,500億ドル
(約76億円~86億円*)
開発利益
1億5,000万ドル~2億ドル
2億ドル~2億5,000万ドル
(約202億円~253億円*)
流動性
37億ドル
40億ドル
(約4,040億円 *)
保有物流施設の安定稼働化
20億ドル~22億ドル
22億ドル~24億ドル
(約2,222億円~2,424億円*)
開発着手
18億ドル~23億ドル
20億ドル~23億ドル
(約2,020億円~2,323億円*)
物流施設の取得
4億ドル~7億ドル
3億ドル~5億ドル
(約303億円~505億円*)
物流施設・開発用地の売却
17億ドル~22億ドル
20億ドル~23億ドル
(約2,020億円~2,323億円*)
物流施設のファンド移管
9億ドル~12億ドル
11億ドル~14億ドル
(約1,111億円~1,414億円*)

 

1米ドル=101円換算

本資料は2016年7月19日(現地時間)に世界本社で発表したリリースの抄訳を当サイトに掲載したものです。

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