物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(NYSE: PLD、日本本社:東京都千代田区丸の内)は、”2019 ESG Impact Report” を発表しました。同レポートは、プロロジスの世界でのESG(環境への取り組み・社会に対する責任・ガバナンス)への取り組みについてまとめたものです

レポートには、プロロジスが戦略的に注力しているCustomer Centricity (カスタマー第一)、Change Through Innovation and Operational Excellence (イノベーションと卓越した事業運営を通じた改革)、Culture and Talent (企業カルチャーと人材)についても言及しています。要点は以下の通りです。

  • 運送やロジスティクス分野で続く人手不足を解決する一助として、「プロロジス・コミュニティ・ワークフォース・イニシアティブ(CWI)*」を通じて、最先端のロジスティクスカリキュラムを開発。また、バーチャルリアリティを活用したトレーニングツールや従業員のエンゲージメントを高めるプラットフォームを提供しました。スタートアップ企業との協働や出資を行う「プロロジスベンチャー」では、WorkStep社とパートナーシップを組み、カスタマーが抱える人材の課題・ニーズに、より効率的でコスト効果の高い解決策の提供を図っています。
  • LED化をさらに進め、2019年単体であらたに約460万㎡の物流スペースにLEDを採用しました。
  • 太陽光発電の導入目標値200メガワットについて、目標期日より1.5年早く達成。「2025年までに400メガワット」を新たな目標として設定しました。
  • 事業運営上のカーボンニュートラルを達成。これはS&P100に選出されている不動産企業として初めての快挙です。プロロジスの二酸化炭素(CO2)に関する戦略としては、直接的・間接的な排出量削減をめざしており、物流施設の入居カスタマー専有部やオフィスでの電気使用量削減を含め、ビジネス全体としてCO2の排出削減に取り組んでいます。

米国の「プロロジス財団**」では、500万ドル(約5.4億円)を拠出し、新型コロナウィルスの影響によりサポートを必要としている世界中の非営利組織や病院、公衆衛生・保健に関する団体、経済回復や社会的弱者への食品提供に取り組む団体に寄付を行いました。また、支援を必要とする非営利団体にプロロジスの施設スペースを無償提供する「スペース・フォー・グッド・プログラム」では、13のマーケットにおいて約110万㎡を無償提供しました。賃料に換算すると、490万ドル(約5.3億円)に相当します。

プロロジスは、このような世界的な危機において、カスタマーのみならず地域社会や団体を支援することができるポートフォリオのスケールとインフラを有しており、従業員、カスタマ―、地域コミュニティへの貢献を続けてまいります。

また、プロロジスは、ESG担当のシニアバイスプレジデントとして、イェン・ユー氏を採用したことを発表しました。同氏は今後、環境・社会・ガバナンスへのポジティブなインパクトを創出し、ビジネス価値を生み出すESG戦略を指揮します。

■ レポート全文(英語)2019 ESG Impact Report

*CWI:物流業界の人手不足の解決を目的に、プロロジスが2018年にスタートした取り組み。地域の職業斡旋プログラムと連携して、就業希望者への就職斡旋サービス、メンターシップ、スキルアップトレー二ング、インターンシップ等を提供している。

**プロロジス財団(Prologis Foundation):2001年に米国で設立されたプロロジス財団では、主に教育や環境、福祉問題に携わる団体に対し、サポートを行っている。日本では「一般財団法人プロロジス財団」が2019年に設立され、国内支援に取り組んでいる。

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