プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ)は2017年1月24日(現地時間)に2016年第4四半期(10月~12月)の決算結果を発表しました。

プロロジス会長 兼CEOのハミード R.モガダムは、「第4四半期の実績は、まさに我々がビジョンとして掲げてきたVison2016の極致です。パフォーマンスはさらなる高水準を記録しましたが、この結果は我々のグローバルポートフォリオの強さの証と言えるでしょう。施設稼働率は過去最高で、実質賃料上昇率は二桁、平均を上回るバリュークリエーション(開発利益ほか)、またファンド等の運用からも並外れた成功報酬を得ることができました。」と述べました。また、「我々は現在、マーケットの移行期の先端に立っており、この移行は重要な意味を持つと考えています。このあらたなフェーズを迎えるにあたって、プロロジスは理想的な状態にあります。2017年は、リース更新時の実質賃料がマーケット賃料に迫っており、世界の消費の一等地にある開発用地を流動化させていることと相まって、重要な収益力を有してのスタートとなりました。」と述べました。

最高投資責任者のマイク カーレスは、「引き続き、戦略的な用地において、収益力ある開発プロジェクトに資本を投下していきます。我々が展開するほとんどのマーケットにおいて、空室率は過去最低水準であり、より迅速な配送への需要と相まって、ニーズを満たす立地に優れた物流施設を望むカスタマーの強い需要へとつながっています。」と述べました。

また、第4四半期中に、ムーディーズおよびS&Pによる格付けが、A3、A-に引き上げられたことについて、最高財務責任者のトーマス S. オリンガーは、「格付けのアップグレードは当社にとって重要な成果です。これは、当社のバランスシートの盤石さと、堅実な財務マネジメントの結果です。また、当社のグローバルポートフォリオの質と、業界をリードする運営パフォーマンス、そして今後の成長性の表れでもあります。我々は当社史上で最も強固なバランスシートで2016年度の期末を迎え、流動性は40億ドル以上を確保しています。」と述べました。

【2016年第4四半期(10月~12月)の実績】

 
2016年
第4四半期
2015年
第4四半期
備考
1株当たり純利益
0.82ドル
0.23ドル
 
1株あたりのコアFFO
0.63ドル
0.64ドル
2016年通年では前年比15%の上昇
期末時点の運営中施設稼働率
97.1%
96.9%
過去最高の稼働率
賃貸契約締結
約362万㎡
約372万㎡
2016年通年では1,672万㎡
既存施設におけるリース契約時の
実質賃料上昇率(会計上)
12.7%
9.5%
米国では23.2%の上昇
同一施設NOI上昇率 (会計上)
2.8%
4.5%
2016年通年では5.6%の上昇

 

  • 約11億5,300万ドル(約1,337億4,800万円*)の投資
    -約9億6,200万ドル(約1,115億9,200円*)の新規開発スタート
    -約1億9,100万ドル(約221億5,600万円*)の物流施設を取得
  • 約7億4,200万ドル(約860億7,200円*)の物流施設を安定稼働へ
  • 約11億200万ドル(約1,278億3,200万円*)の物流施設・開発用地を売却またはファンド移管(安定稼働後のキャップレートは5.4%)

【2017年のガイダンス】

1株あたりの純利益
1.55ドル~1.7ドル
2016年の1株あたりのコアFFO
2.60ドル~2.70ドル
年度末の施設稼働率
95.5%~96.5%
同一施設のNOI上昇率 (プロロジス持分)
4.0%~5.0%
ファンド運営からの収益
2億500万ドル~2億1,500万ドル
(約238億円~249億円*)
ファンド管理運営による成功報酬
3,500万ドル~4,500億ドル
(約41億円~52億円*)
一般管理費
2億1,000ドル~2億2,000万ドル
(約244億円~255億円*)
開発利益
2億5,000万ドル~3億ドル
(約290億円~348億円*)
保有物流施設の安定稼働化
19億ドル~23億ドル
(約2,204億円~2,668億円*)
開発着手
20億ドル~24億ドル
(約2,320億円~2,784億円*)
物流施設の取得
20億ドル~50億ドル
(約2,320億円~5,800億円*)
物流施設・開発用地の売却
13億ドル~17億ドル
(約1,508億円~1,972億円*)
物流施設のファンド移管
10億ドル~13億ドル
(約1,160億円~1,508億円*)

 

* 1米ドル=116円換算
※ 本資料は2017年1月24日(現地時間)に世界本社で発表したリリースの抄訳を当サイトに掲載したものです。

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