物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(NYSE: PLD)は、このたび、KTR Capital Partners(以後KTR)社および同関連会社が所有する運営中物流施設を、59億米ドル(約7,021億円*)で買収することに合意したことを発表しました。KTR社のポートフォリオは、同社の3つの合同出資ファンドから成り立っており、ノルウェー中央銀行(NBIM)との合弁ファンドであるプロロジス・U.S・ロジスティクス・ベンチャ-(USLV)**が取得します。

このたび取得するポートフォリオはプロロジスの投資戦略と合致しており、同ポートフォリオで運営中の322施設(約557万4,180平方メートル)の95%が、プロロジスが現在米国で運用しているマーケットと同一地域の物件です。具体的には、この取引によって、南カリフォルニア、ニュージャージー、南フロリダ、シアトル、ダラスにおける競争力を強化することができます。また、契約内容には、約334,450平方メートルにおよぶ開発中施設と、立地に優れ、約631,740平方メートルの施設を開発可能な土地も含まれます。

同ポートフォリオは、資産の質、入居カスタマーのプロフィールやマーケット分布が良く、プロロジスの運用方針と一致しており、このような優れたポートフォリオを取得できる機会はまれです。取引は今後30日~60日の間で完結する予定です。

■ 取引内容について

取引総額59億米ドルには、約7億米ドル(約833億円*)の担保付負債の引き受けと、Prologis,L.P.からKTR社への最大2億3,000万米ドル(約274億円*)の普通投資口の発行が含まれます。

■ 本取引による影響

この度の取引によって、安定稼働後の年間予測コアFFOが、1株当たり0.14ドル増加する見通しです。これは、2015年度の予想レンジを7パーセント押し上げます。これらの予測値は、今回の取引に関わる資金調達の費用を含んだ数字です。また、プロロジスはMorgan Stanley Senior Funding, Inc. 社より10億米ドルの融資を確保しており、今回の取引に関わらず引き続き資金の流動性を維持できます。さらに、本取引により、総資産運用額に対する一般管理費の比率を12パーセント下げることができ、また同時に総資産に占める米ドル建ての純資産を93パーセントに上げることができます。

プロロジスは今後もバランスシートを健全に保ち、マーケットにおける機会に柔軟に対応してまいります。

*1ドル=119円換算

**プロロジス・U.S・ロジスティクス・ベンチャー=ノルウェー中央銀行と10億ドル(約1,000億円)で設立した合弁ファンド。プロロジスが55%を保有。

※本資料は、2015年4月19日(現地時間)に米国で発表された英文プレスリリースの抄訳です。

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