千葉県八千代市の物流施設・大型物流倉庫「プロロジスパーク八千代2」に入居する株式会社STOCKCREW。EC事業者向けに発送代行サービスを手掛ける同社が、プロロジスの物流施設を選ぶ決め手となったのは、"次世代の物流オペレーションを実装できる環境"でした。 |
株式会社STOCKCREWについて
2018年設立。電子商取引(EC)事業者向けに発送代行サービスを提供している。初期費用・固定費・物流管理システム利用料が不要で、初期コストを抑えながら迅速に導入できることが評価され、事業規模を拡大している。
当社、株式会社STOCKCREWは、EC特有の物流ニーズである「多品種・小ロット・高頻度出荷」への対応を強みとしています。1点からの出荷にも対応しており、立ち上げ期の事業者から大規模事業者まで、幅広いニーズに対応できます。多くのお客様からご支持をいただき、ここ数年で事業は拡大し、それに伴い出荷量も増加しました。その結果、現行のオペレーションでは対応しきれない場面が生じ始めました。
そこで、これまで稼働していた「プロロジスパーク八千代1」から「プロロジスパーク八千代2」へ拡張移転し、新たな環境のもとで、より効率的でスケーラブルな物流体制の構築を目指しています。
新拠点の選定にあたって重視したのは、「次世代の物流オペレーションを実装できる環境」であることでした。「プロロジスパーク八千代2」は国道16号至近という配送の利便性に加え、AMRや無人フォークリフトの運用を前提としたロボフレンドリーな設計を採用しています。ノンブレース構造による高いレイアウトの自由度や、特別高圧受電による電力余力により、大規模な自動化設備の導入・運用にも対応可能です。ロボットと建物設備を連携させるインターフェースを備え、フロア間をまたいだ自動搬送を実現できる点も、決め手となりました。
この「プロロジスパーク八千代2」では、プロロジス、および特定荷主企業と共同で、経済産業省の「持続可能な物流効率化実証事業」に採択された自動化プロジェクトに参画しました。当社が自動化設備の導入およびオペレーション設計・運用を担い、プロロジスは同施設のインフラ整備を通じてその実装環境を構築。施設とオペレーションを一体で設計する取り組みを進め、入荷から出荷までの工程を横断的に最適化しました。
結果として、トラック1台あたり60分発生していた荷待ち時間は92%削減、ほぼ解消されました。荷役作業時間も60分から30分へ半減しました。ピッキング工程ではAMRの活用により作業人員が削減され、従来50〜60人規模だった体制は約20人まで効率化されています。現在では、人とロボットが協働しながら日次出荷1万件規模の出荷を処理する体制が構築されています。
プロロジスには、高頻度出荷に対応するために、建物側にも踏み込んだ改修を実施いただいています。既存の垂直搬送機の延伸に加え、高搬送能力を有する小型垂直搬送機を複数台増設することにより、3フロア(4~6階)を一体的に運用できる体制を構築中です。現在は4階を稼働させつつ、5~6階も含めて工事を進め、複層フロアにまたがりつつも、ロボットと人がシームレスに連携するオペレーションの実現を目指しています。
理想のレイアウトをイメージしながら、既に稼働中である弊社センターで縦搬送機能の導入工事を進めることは容易ではありません。プロロジスには、弊社、施工会社・マテハン業者の間に立って日々細かな調整を行っていただいています。
施設側をカスタマーの運用に合わせて進化させるこの取り組みは、賃貸型物流施設においても先進的な事例だと聞いています。迅速かつ、柔軟にご対応いただいたプロロジスの担当者の皆さまには、感謝しています。
実際に、物流施設を利用する中で、施設の使い勝手の良さも実感しています。レイアウト変更のしやすさに加え、ロボット運用を前提とした動線設計によりスムーズな作業が可能です。また、電力余力が大きいため設備増設にも柔軟に対応でき、将来的な拡張性にも優れています。
BCP面でも非常用電源や地下水活用といった仕組みが整っており、安定した物流運営を期待できます。今後は、5・6階への拡張を進めることで処理能力を日次出荷3万件規模へと引き上げる計画です。
| 担当者の声:開発部 石澤 誠文 | |
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| プロロジスは、顧客中心主義(Customer Centricity)のもと、物流不動産の枠を超えた新たな価値を創造しています。 本事例においても、カスタマーの課題解決を継続的に支援し、単なる物流施設の提供にとどまらず、現場オペレーションや自動化の導入、そして施設の改修にまで踏み込みました。施設と運用を一体で最適化することで、カスタマーの競争力の最大化と、次世代物流モデルの実現に貢献しています。 |