トラックバースの有効活用化、混雑緩和、受付業務デジタル化によりホワイト物流を推進

物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都  千代田区丸の内、代表取締役社長:山田 御酒)は、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク猪名川2」において、株式会社Hacobu(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:佐々木 太郎)が提供するトラック受付システムサービスMOVO Berthを導入することを発表しました。

「プロロジスパーク猪名川2」は、兵庫県猪名川町においてプロロジスが開発中の賃貸用物流施設であり、今月26日に竣工を控えています。同施設に入居する3社すべてが、MOVO Berthを利用予定です。

■ 取り組み内容・効果

MOVO Berthは、車両待機の解消、入出庫作業の効率化を支援するトラック予約受付サービスです。「プロロジスパーク猪名川2」には、MOVO Berthの機能のうち、車両受付業務に関わる以下の機能を導入します。

MOVO Berth 画面イメージ(リリース210819)
 
  • 受付機能:通常手作業で行われるトラックの入退場管理を、タブレットを利用しデジタル化することで作業負荷を軽減。
  • 作業ステータス管理機能:車両到着・作業状況・バース稼働状況などをリアルタイムで画面上で把握でき共有可能。トラックドライバーのバース誘導、入出庫作業開始の連絡などに活用でき、業務効率化をサポート。
  • データ分析機能:車両数・待機時間・作業時間などの実績データをダッシュボードで確認、分析。蓄積したデータを分析することで、車両到着時間の分散化や、作業効率化などの業務改善計画に活用可能。

MOVO Berthの受付システム導入に加えて、「プロロジスパーク猪名川2」の敷地共有部には、トラックの受付・待機スペースを設けます。通常、物流施設に到着したトラックは、トラックバースに着車し、入出庫の準備が整うまで待機するのが一般的ですが、待機車両が増えると入出庫作業に差支える問題があります。

トラック待機場案内イメージ(リリース210819)

「プロロジスパーク猪名川2」では共有部に受付・待機スペースを設けることで、入居企業の専有契約スペースであるトラックバースを入出庫作業の場として活用することができます。受付と待機場は隣接しているため、トラックドライバーにとっても、トラックバースへの着車後に受付を行う従来の方法に比べて負荷軽減となります。

■ 導入の背景・目的

物流業界では、トラックドライバーの人手不足や、物流施設におけるドライバーの待機時間削減が課題となっています。また、トラックを受け入れる物流センターの担当者にとっても、トラックの受付業務がデジタル化されていないため作業負荷がかかっています。

プロロジスはかねてより、DX(デジタルトランスフォーメーション)によって運営中物流施設の入居企業へのサービス向上、物流現場の課題解決を図っています。MOVO Berthを採用することで、入居企業にとってさらなる負荷軽減、また「ホワイト物流」推進の一助になるとみて施設への採用を決定しました。

プロロジスは、施設に出入りした車両数・時間帯などMOVO Berthに蓄積したデータを、施設内の渋滞緩和や、より安全な車両動線計画など今後の物流施設開発・運営に活かしていきます。また、今後も入居企業へのサービス向上および物流業界の課題解決に取り組んでまいります。

プロロジスパーク猪名川1・2(兵庫県川辺郡猪名川町)

MOVO Berthを採用する「プロロジスパーク猪名川2」(右)と、11月竣工予定の「プロロジスパーク猪名川1」(左)完成予想図

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