プロロジスはサステナビリティを事業戦略の一つとして位置付けています。物流施設開発においても、施設の設計段階から建設、運営に至るまで、持続可能な社会を実現するための施策に取り組んでいます。
ライフサイクルアセスメント(LCA)算定と温室効果ガス削減
プロロジスは物流施設の計画段階でGHG(温室効果ガス)の想定排出量を算定し、建築段階における削減目標を設定した上で物流施設開発を行っています。日本でこれまでにLCA算定を行った物流施設においては、それぞれ6~17%のGHG排出削減を達成しました。
低炭素素材の活用
物流施設の建設において、低炭素コンクリート、低炭素鋼材、CLT(直交集成板)やマスティンバーなどの先進的な材料・工法を活用することで、建設に伴う体化炭素の削減を図っています。
物流施設が変わる―マスティンバーを活用したカナダの「Prologis Evergreen」をご紹介|2025年5月13日
各種環境認証の取得
プロロジスでは、対象となる新規開発および再開発プロジェクトにおいて、WELL、LEED、BREEAM、CASBEEなどの各種環境認証を取得しています。
環境への配慮
プロロジスでは、ほぼすべての新規物流施設建設において、リサイクル材を使用しています。また、雨水の適切な管理、節水型配管設備の他、生物多様性への配慮を敷地計画、および施設設計に組み込んでいます。
電気料金の上昇や電力網の制約強化、レジリエンスへの期待が高まる中で、カスタマーは信頼性のおけるエネルギーを必要としています。プロロジスは自社の物流プラットフォームにおいて、オンサイト発電やエネルギー貯蔵、車両電動化インフラを組み合わせることで、カスタマーを支援しています。
オンサイトソーラー|Onsite Solar
プロロジスの物流施設において再生可能エネルギーによる発電を行い、顧客の電力需要をサポート。2025年末時点で17か国、620棟以上の物流施設において、合計814MWのオンサイト太陽光発電を保有しています。
蓄電システム|Battery energy storage systems
物流施設に蓄電システムを備えることで、カスタマーの安定的な事業運営をサポートするとともに地域の電力網安定強化にも貢献しています。2025年末時点で10市場・26拠点に合計296MWの蓄電設備を有しています。
オンプレパワー|OnPrem Power
モジュール型の調整可能電源システムやマイクログリッドを提供することで、カスタマーの安定的な物流オペレーションをサポートします。電力会社による供給遅延や停電の影響も軽減することが可能です。
車両の電動化支援|Fleet electrification
自社の物流施設だけではなく、第三者施設に配送拠点やハブ向けの充電ソリューションを提供することで、物流業界における車両電動化を支援しています。
プロロジスは物流専門人材の育成を通じて、物流業界の発展に寄与しています。
グローバルにおける取り組み
プロロジスおよびプロロジス財団は、大学や地域に根差した団体と連携し、物流業界や関連分野での就業を支援するための教育・訓練プログラムを提供しています。
- Prologis Community Workforce Initiative(CWI)
2018年の開始以来、40,000人以上が受講
2025年には約4,500人が参加し、修了者の79%が物流関連会社に就職 - Prologis Real Estate Summit for Students
プロロジスの経営陣や若手社員との交流を通して、学生に不動産業界や物流不動産のキャリアについて学ぶ機会を提供
2025年は20の提携大学から学生が参加 - Morehouse Real Estate Institute
Morehouse College、Spelman College、Clark Atlanta Universityの学生に対して、不動産に関する学習機会と不動産業界でのキャリア準備を提供する研究所を支援 - Summer Internship Program
学生に対して実践的な業務経験と、メンターシップを通じてキャリア形成に必要なスキルの提供を目的としたプログラム
2025年のプログラムには、12の地域から24名の学生が9つの職能分野に参加
日本における取り組み
日本においては、大学での寄附講座提供やプロロジス独自のプログラムを通じて、物流業界の未来を見据えた人材育成に取り組んでいます。
- 早稲田大学における寄附講座の提供
- 2006年より早稲田大学院において社会人学生を対象に提供を開始-これまでに延べ約500人が受講
- サプライチェーンマネジメントをテーマに、プロロジスのカスタマーをはじめ業界の第一線で活躍する講師が登壇
- 2026年からは商学部で学部生向け講座として新開講
早稲田大学 商学部 寄附講座「グローバル・ロジスティクス&サプライチェーン・マネジメントの最前線」を開講
|2026年4月22日
- プロロジスアカデミー
- 物流業界において、高い視座とリーダーシップを持つ人材育成を目的として2019年に開講-現在は東京と大阪の2拠点で提供中
- 最新事例(ケーススタディ)やディスカッション、施設見学など、実践的な内容で構成された少人数向けプログラム
- 1年間のプログラム終了後も、卒業生と在校生が双方向コミュニティを形成
プロロジスは従業員に対して、毎年40時間の有給ボランティア休暇を付与しています。2025年にプロロジスの従業員が地域社会のさまざまな団体に対して行ったボランティア活動の合計で21,600時間に上ります。
また、プロロジスおよびプロロジス財団は、慈善寄付を通じて地域社会を支援しています。2025年は、経済的機会と教育の促進、地域社会のニーズへの対応、環境の持続可能性と生活の質の向上に取り組む団体に対して、約550万ドルを寄付しました。
地域社会の課題解決
Community Needs
事業を行う地域社会の課題解決のため、プロロジスが運営する物流施設や経営資源、そして地域の非営利団体とのパートナーシップを活用して食糧支援や健康・福祉支援活動を行っています。
プロロジスが毎年行っている年次の全社ボランティア活動“Impact Day”。14回目となった2025年の活動時間は15,300時間となり、過去最高を記録しました。
倉庫スペースの寄付
Space for Good
プロロジスは慈善団体や地域コミュニティ組織に対して、物流施設スペースの寄付を行っています。このプログラムを通じて、2025年は約40万平方フィート超(約12万㎡)の倉庫スペースと約500万ドル相当の現物賃料支援を提供。
プログラムを開始してからの倉庫スペース提供は累計で約600万平方フィート(約180万㎡)、これは約2,500万ドルの賃料支援に相当します。
地域住民の生活の質向上
PARKlife
プロロジスは物流施設周辺の生活環境向上を目的としたコミュニティ空間整備プログラム「PARKlife™」を展開しています。緑地空間やフィットネス設備、ウォーキングトレイルなどを物流施設内に整備。カスタマー企業の人材採用・定着支援としても有効です。
コミュニティソーラー
Community Solar Program
プロロジスの物流施設で発電した再生可能エネルギーを近隣住民やカスタマーに提供する「コミュニティソーラープログラム」は、地域の電力網(グリッド)の安定化にも貢献しています。現在、欧州および米国でさまざまなプロジェクトを展開しています。