プロロジスは、一般社団法人日本物流団体連合会による「第26回物流環境大賞」において、「サステナブル活動賞」を受賞しました。プロロジス運営の物流施設で発電した太陽光発電の自家消費余剰電力を、自己託送により他施設に供給するプロジェクトが評価されました。

運営中の物流施設間での太陽光発電の自家消費余剰自己託送プロジェクトが評価

物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業である(日本本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役会長 兼CEO: 山田 御酒)は、一般社団法人日本物流団体連合会(物流連)による「第26回物流環境大賞」において、「サステナブル活動賞」を受賞しました。物流不動産業界から同活動賞を受賞した企業は、今回が初めてです。

第26回物流環境大賞表彰式(サステナブル活動賞|9664)

「物流環境大賞」は物流分野において、優れた環境保全活動や環境啓発活動、あるいは先進的な技術開発・活用などを行なうことにより、環境負荷低減の面から物流業の発展に貢献された事業者等を表彰する制度です。「サステナブル活動賞」は、環境保全に資する優れた取り組み、または環境啓発活動を行い、サステナブルな社会の実現に貢献し、物流の健全な発展に貢献した事業者等が対象となります。

この度の受賞においては、プロロジス運営の物流施設で発電した太陽光発電の自家消費余剰電力を、自己託送により他施設に供給するプロジェクトが評価されました。

■「プロロジスパーク猪名川1」太陽光発電力 自家消費余剰自己託送プロジェクト概要

同プロジェクトでは、兵庫県猪名川町で運営中のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク猪名川1」の屋根面で発電した太陽光発電電力を、施設内および隣接の「プロロジスパーク猪名川2」で自家消費し、余剰分を京都府で運営中の「プロロジスパーク京田辺」へ供給します。自家消費後の余剰電力を有効活用するモデルは、屋根上スペースのポテンシャルを最大限発揮でき、全国的にも前例がほとんどない先進的な取り組みとして注目されました。

プロロジスパーク猪名川1・2(全体 9654)
「プロロジスパーク猪名川1」/「プロロジスパーク猪名川2」

余剰電力量の予測や、送配電事業者との自己託送に関するやり取りは煩雑で難易度が高く、オペレーション体制の確立から運用開始に至るまで1年を要しました。この取り組みにより、発電設備のある託送元物流施設のカスタマーのみならず、託送先における物流施設のカスタマーに対しても太陽光発電由来の電力供給が叶い、環境に配慮した取り組みを広く認知してもらうことが可能になりました。

■ プロジェクトの効果と普及

「プロロジスパーク猪名川1」においては、自家消費による太陽光発電とFIT非化石証書を組み合わせることで、実質100%グリーン化を実現し、年間のCO2排出量を100%削減できました。自己託送分を含めて太陽光電力の年間供給量は約400万kWhに達し、これにより1,797トン相当のCO2削減効果が見込まれています。

このような取り組みは他施設への展開も進んでおり、2024年8月には「プロロジスパーク草加」で同様の自己託送スキームを導入しました。さらに2025年3月、「プロロジスパーク古河4」および「プロロジスパーク古河5」においても自家消費余剰分の自己託送を開始しています。

■ プロロジスのネットゼロにむけた取り組みと「プロロジス・グリーン・ソリューション」

プロロジスは2040年までに、バリューチェーン全体(スコープ1・2・3)で温室効果ガス排出のネットゼロを目標としており、温室効果ガス削減のためのさまざまな施策を展開しています。また、プロロジスの事業運営における削減にとどまらず、入居企業の電力グリーン化・環境負荷軽減を支援する「プロロジス・グリーン・ソリューション」を進めています。2023年1月には東京オフィス内に「エネルギー事業室」を新設しました。新規エネルギー事業や、再生可能エネルギーの活用に取り組むとともに「プロロジス・グリーン・ソリューション」の一環としてカスタマーの電力グリーン化を支援しています。

プロロジスは今後とも、カスタマーの物流効率化とサステナビリティ目標の達成をサポートするとともに、社会課題の解決に取り組んでまいります。

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