プロロジスは、サスティナビリティ等への取り組みをまとめた「2025–2026年 グローバル・インパクト&サステナビリティレポート」を発表しました。同レポートでは、プロロジスが事業を展開する世界20か国におけるネットゼロ推進やクリーンエネルギーソリューションの拡大、持続可能な物流施設の開発、地域社会への貢献について詳しく紹介しています。 |
太陽光発電・蓄電容量が1GWを突破、2030年までに2GWへ
物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(NYSE:PLD、日本本社:東京都千代田区丸の内)は、サスティナビリティ等への取り組みをまとめた「2025–2026年 グローバル・インパクト&サステナビリティレポート」を発行したことを発表しました。
同レポートでは、プロロジスが事業を展開する世界20か国におけるサスティナビリティへの取り組みを紹介しています。以下はその一部です。
- オランダの物流施設では、敷地内で発電・蓄電・電力管理を行う「OnPrem Power」を導入:十分な系統電力*¹を確保できない状況のなか、施設の早期稼働を実現した
- 米国・テキサス州の物流施設の集積拠点では、容量19.9MWhの大規模蓄電システムを導入し、電力系統の安定化に貢献している
- カナダ・オンタリオ州や米国・カリフォルニア州の5つの物流施設では、木質集成材「マスティンバー」を採用:温室効果ガス削減に向けた取り組みとして注目されている
- 日本では、自社所有施設外のカスタマーの施設に電力を共有するオンサイトPPA(電力販売契約)を締結:プロロジスが所有しない不動産で行う再生可能エネルギー事業は初めての取り組みである
また、持続可能な未来を築くための全社的取り組みについて進捗を報告。主な結果は以下の通りです。
1. ネットゼロの推進
プロロジスは、「2040年までのバリューチェーン全体での温室効果ガス排出量ネットゼロ達成」を目標としています。この目標を達成するために、再生可能エネルギーの導入、排出量の削減、炭素排出の追跡、サプライヤーとの連携を推進しています。
2025年までに、Scope3温室効果ガス総排出量を2019年比で30%削減を達成しました。
2. クリーンエネルギーソリューションの拡大
世界中で電力需要が急増する中、プロロジスは持続可能なインフラとエネルギーソリューションの規模拡大に取り組んでいます。
太陽光発電および蓄電容量は2025年までの目標としていた1GWを突破し、1.1GWとなりました。2030年までに累計2GWに拡大する目標を掲げ、太陽光発電、蓄電池、マイクログリッド、EV充電インフラなどの導入を通じて、カスタマーのエネルギー需要への対応と電力供給の安定化を支援しています。
また、スタートアップ企業への投資を行う「Prologis Ventures」を通じて、低炭素建材やデータセンター冷却技術など、物流・エネルギー分野における次世代技術の育成を支援しています。
3. 持続可能な物流施設の開発
新規開発・再開発プロジェクトでは原則、100%で環境認証を取得、または取得予定です。また、LCA(ライフサイクルアセスメント)*²を導入し、建設時のCO₂排出量削減に取り組んでいます。グローバルポートフォリオ全体の27%が環境認証を取得しており、主要カスタマー上位25社が利用する施設面積の37%が環境認証取得済みとなっています。
4. 地域社会へのインパクト創出
2025年には、経済的機会の創出や教育の促進、地域社会の課題解決、環境の持続可能性および生活の質の向上に取り組む団体に対し、約550万ドル(約9億円*³)を寄付しました。年に一度の社会貢献イベント「IMPACT Day」を含め、従業員が合計2万1,600時間のボランティア活動を実施。2026年から2030年までに計20万時間を目標としています。また、プロロジスが運営する物流施設を活用した社会貢献プログラム「Space for Good」を通じて、世界各地の非営利団体に合計約37,000㎡(40万平方フィート)超の物流スペースを無償提供するなど、地域コミュニティへの貢献に取り組んでいます。
プロロジスは今後も、持続可能な未来への貢献と世界的なインパクトを重視し、事業活動を行ってまいります。
*¹ 電力会社の送電網から供給される電気
*² 建物が「原材料の調達」から「建設」「使用」「解体・廃棄」に至るまでのライフサイクル全体を通じて、CO2排出量などの環境負荷を定量的に評価する手法。従来は、把握が難しかった建設段階における環境負荷を可視化できる点が特長で、国際的に、建築・不動産分野の脱炭素化を支える基盤的な評価手法として位置付けられつつある。
*³ 1米ドル=159円換算