プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ)は2016年10月20日(現地時間)に2016年第3四半期(7月~9月)の決算結果を発表しました。

プロロジス会長 兼CEOのハミード R.モガダムは、「第3四半期は、引き続きプロロジスにとって素晴らしい期となりました。これは、ポートフォリオの質の高さ、長期的に続いている好ましい市場トレンド、従業員の努力によるものです。我々のポートフォリオと、財務基盤はこれまでになく盤石で、今後の利益成長の見通しに強い自信を持っています。」と述べました。

また、「カスタマーは、効率性を高めるためにサプライチェーンへの投資を継続しています。物流施設へのニーズと、我々の施設立地や仕様は非常に良く合致しています。第3四半期は、Eコマースや自動車産業、消費財、建築資材を筆頭に、幅広い業種のカスタマーからのニーズがありました」と述べました。

最高財務責任者のトーマス S. オリンガーは、「第3四半期中に、3つのローンのリファイナンスとして、約1,200億円の円建て取引を行いました。これは、我々が魅力的なレートでグローバルに資金調達ができることを示す一例です。この新しいローンは、金利が0.65%、返済期限は約7年です。」と述べました。また、「市場は、期待以上の動きでした。運営面での業績も目覚ましいため、利益と同一施設NOについて、年間ガイダンスにおける予想レンジの中間値を上方修正しました。利益増加は、17%の純利益増と15%のコアFFO増(ファンド運営の成功報酬を除くと11%増)に表れています。加えて、期中にバランスシートを一層強化し、流動性もさらに高めました。」と述べました。

【2016年第3四半期(7月~9月)の実績】

 
2016年
第3四半期
2015年
第3四半期
備考
1株当たり純利益
0.52ドル
0.49ドル
 
1株あたりのコアFFO
0.73ドル
0.58ドル
26%の上昇
期末時点の運営中施設稼働率
96.60%
96.00%
欧州も96.1%に
賃貸契約締結
約427万㎡
約390万㎡
過去最大面積
既存施設におけるリース契約時の実質賃料上昇率(会計上)
11.70%
10.20%
 
同一施設NOI上昇率 (会計上)
4.40%
4.70%
 

 

  • 約5億1,600万ドル(約521億1,600万円円*)の投資
    • 約4億9,900万ドル(約503億9,900円*)の新規開発スタート
    • 約1,700万ドル(約17億1,700万円*)の物流施設を取得
  • 約4億3,500万ドル(約439億3,500円*)の物流施設を安定稼働へ
  • 約7億7,500万ドル(約782億7,500万円*)の物流施設・開発用地を売却またはファンド移管(安定稼働後のキャップレートは6.2%)

【2016年のガイダンス】

 
修正前
修正後
1株あたりの純利益
1.7ドル~1.9ドル
1.9ドル~1.95ドル
2016年の1株あたりのコアFFO
2.52ドル~2.58ドル
2.56ドル~2.57ドル
同一施設のNOI上昇率
(プロロジス持分)
4.75%~5.25%
5.5%~5.8%
ファンド運営からの収益
1億9,000万ドル~2億ドル
(約192億円~202億円*)
1億9,500万ドル~2億ドル
(約197億円~202億円*)
ファンド管理運営による成功報酬
7,500万ドル~8,500億ドル
(約76億円~86億円*)
7,900万ドル~8,200億ドル
(約80億円~83億円*)
開発利益
2億ドル~2億5,000万ドル
(約202億円~253億円*)
2億7,500万ドル~3億万ドル
(約278億円~303億円*)
一般管理費
2億1,800万ドル~2億2,800万ドル
(約220億円~230億円*)
2億2,200ドル~2億2,600万ドル
(約224億円~228億円*)
保有物流施設の安定稼働化
22億ドル~24億ドル
(約2,222億円~2,424億円*)
24億ドル~26億ドル
(約2,424億円~2,626億円)
開発着手
20億ドル~23億ドル
(約2,020億円~2,323億円*)
21億ドル~23億ドル
(約2,121億円~2,323億円*)
物流施設・開発用地の売却
20億ドル~23億ドル
(約2,020億円~2,323億円*)
20億ドル~22億ドル
(約2,020億円~2,222億円*)
物流施設のファンド移管
11億ドル~14億ドル
(約1,111億円~1,414億円*)
12億ドル~15億ドル
(約1,212億円~1,515億円*)

 

1米ドル=101円換算

本資料は2016年10月20日(現地時間)に世界本社で発表したリリースの抄訳を当サイトに掲載したものです

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