物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役社長:山田御酒)は、輸配送管理システムと物流サービスを提供するウィルポート株式会社(本社:東京都中央区勝どき、以下「ウィルポート」)、ホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」を手掛ける東急株式会社(本社:東京都渋谷区南平台町、以下「東急」)と協業して「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」を構築したことを発表しました。

この取り組みは、2022年2月1日(火)・2日(水)に開催される「ロジスティクスソリューションフェア2022」(主催:公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会)にて展示・紹介いたします。

■「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」概要

「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」は、ラストワンマイル物流事業の需要拡大に対して、配送の担い手が不足している問題を解決する取り組みです。

オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム(イメージ 9654)

同プラットフォームでは、ウィルポートが開発・提供する「輸配送管理システム(以下、TMS)」を利用し、「東急ベル」の配送スタッフが配送を担います。配送拠点は、東急の既存拠点を活用するほか、プロロジスがラストワンマイル拠点の整備・運営ノウハウを提供します。

「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」で利用するTMSは、ドライバーの空き状況確認や配車に加えて、ドライバーの技能、研修履歴、車両整備状況などを一元管理するクラウドシステムです。また、各ドライバーの配送状況をリアルタイムに把握し、配送技術を評価(配送品質の見える化)することで、適切かつタイムリーな配車と、配送品質の向上が可能です。同システムを活用した「個宅向け配送混載モデル(狭小圏共配サービス)」によって、ラストワンマイル圏における配送効率の向上をめざします。

■ 今後の取り組み:「東急線沿線」での実運用をスタート

2月1日より、東京都南西部と神奈川県北東部で鉄道事業を展開する東急が、東急線沿線エリアにおいて「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」の運用を開始します。

■ 本取り組みの背景

近年Eコマースの急伸とともに、物流業界全体でのドライバー不足、ドライバーの長時間労働が社会問題化しており、コロナ禍以降は一層顕著となっています。また、トラックドライバーの時間外労働への上限規制が厳格化する「2024年問題」も見据えて物流工程の見直しが行われる一方で、配送の担い手不足によるさらなる配送遅延や配送コスト増大も危惧されています。

これらの問題に対して、物流業界では、都市圏の配送ネットワークや都市型物流拠点の整備・拡充、ITを活用した物流DXの必要性が高まっています。また、地域での効率的な配送網を確立することで、ラストワンマイル配送の担い手を増やす努力がなされています。

プロロジスも、都市型物流施設「プロロジスアーバン」の開発を推進し、都心部における拠点ニーズに応えているほか、ウィルポートを支援することで、ラストワンマイル配送のオープンプラットフォーム確立に向けて取り組んできました。また、「プロロジスパーク猪名川1・2」において、MOVO Berthを導入するなど、物流施設における車両待機解消や入出庫作業の効率化支援に取り組んでいます。

プロロジスは今後も、物流業界全体が抱えるドライバー不足等の課題解決に貢献してまいります。

■ 2月のロジスティクスソリューションフェアにてご紹介

2月1日(火)・2日(水)に東京ビッグサイトで開催される「ロジスティクスソリューションフェア」のプロロジス出展ブースにて、「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」の構築に向けた取り組みをご紹介し、東急線沿線居住者に向けた高品質な配送を希望する荷主企業と、他エリアで同様の展開に取り組むためのオペレーションパートナーを募集します。

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